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見て見ぬふりⅡ・・・・
- カテゴリー:
- 三井のひとり言
当社では、マンションの管理会社大和ライフネクスト様との協力体制で、
住人様のお部屋のメンテナンス業務を行っております。
度々訪れるマンションに、よく見ると
定礎と書かれた石や金属の板で出来た表札みたいなのを見かけます。
他には、オフィスビルや鉄筋コンクリートの建物なんかでもよく見かけますが。
↓ こんなのです。
ところで・・・。
定礎(ていそ)ってなに???
何気な過ぎて、視界にも入ってこない事も多々ありましたが、
以前、親しくしております他業種の先輩から、そう聞かれて
建築業界に勤めておきながら、答えられずに、
先輩に怒られてしまいました。
そこで調べてみました。
定礎とは
建築に際して起工式や竣工式など様々な行事があるが、
その中の一つ「定礎式」で埋め込まれる定礎石と呼ばれるものです。
ヨーロッパの石造建築で基準となる石を置く「ComerStone Laying Ceremony」
というものに由来し、本来は建設初期の段階に行われるものでしたが、
日本ではある程度完成した時点で、それまでの工事に対する感謝と、
その後の安泰を祈願してはめ込む儀式となっている。
定礎石は通常南東の角に置かれます。
実は多くの場合、定礎石の奥には「定礎箱」と呼ばれる
鉛や銅、ステンレス製の箱が埋め込まれています。
定礎箱には住所や発注者、施工者などを記した定礎名板や
氏神様の御札、建築図面、さらには当日の新聞や通貨、社史などが入っていて
ちょっとしたタイムカプセルみたいなものを埋め込んだりもするようです。
普段、取り出すことは出来ず、
開けて見ることが出来るのは、建物を壊す時か、壊れた時だけです(^^)
ちょっとメルヘンチックですよね。
いろ~んな定礎石・定礎板がありますから、
一度皆さんも探してみてください。