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工場見学
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普段、現場と、わが事務所、わが作業場との移動では、
まずみることがないのですが、
仕事の合間を利用して、社長と社員一同で行ってきました。
いわゆる社会見学と言うやつですか。
木造の新築一戸建ての、骨組みとなる土台・柱・梁、
それに付随する筋交いや間柱など、
以前は、熟練の大工さんが図面を基に、
木材の特性・くせなどを読み、ほぞや仕口を刻んでいたのですが、
現在はプレカットという
事前に大きな工場で、木材を機械で加工して
現場では、組み上げるだけと言う方法が主流となっておりますが、
そのプレカット工場に行ってまいりました。
関西でも屈指のプレカット工場で、
まず、到着してもどこが入り口なのか分からないくらいの
むちゃくちゃ広い敷地でした。
その工場に入ってまず驚いたのが、向こうが見えないくらいの広さと、超ぶっとい集塵機のダクト!
あんなダクト見たことない、くらい太いのが工場中張り巡らされていました。
コンピューターに指示されて動くアームとローラーで
柱や梁が、次々とCAD図面通り刻まれていく様子は、
圧巻でした!
↑加工される前の梁たち、刻まれる順番待ち。
↑順番が来たら、ローラーで運ばれて行きます。
そして効率よく全自動で、一本づつ加工されていきます。
加工の機械のアームにはいろんな刃が取り付けてあって
ほぞ穴から、座彫りからいっぺんに出来るようになってます、しかも両面共一度に・・・。
ものの30秒ほどで刻み終わった材料たちが流れ出てきます・・・。
あまりにも早すぎる、しかも寸法も寸分たがわずですよ!
↑仕口加工用のドリルも数種類が同じアームにセットされています。
仕口の加工方法に合わせて回転して、
画像みたいに一生懸命働いています。(あまりにも働き者で画像がぶれています(^^))
綺麗に加工された梁が、ローラーに載って出口に向かいます。
そして、梱包されていきます。
一軒分の材料が、工程順にまとめられ出荷を待っています。
そして、トラックに積まれて、現場に出発です。
他にも、床材用の構造合板のカットの機械があったり
間柱・筋交いのカットの機械もありました。
大工さんも、カットされる方法がどんなか、興味しんしん。
↑加工された合板と加工待ちの合板と、
待機してる合板の枚数も、尋常じゃない!山積みです。
↑
工場の全容?、とても広くて写真では向こうが見えません・・・・。
これでも工場の約4分の1程度。
今回の見学で、加工がどういう方法でされているのか
オートメーション化がどれだけ効率のよいものなのか、
また、機械化への投資費用の桁の違い等々、
同じ建築関係での工場を見学したにも関わらず、異次元の世界に来たような、
軽いカルチャーショックを受けながら帰ってきました。
当社もこのプレカット工法を採用しておりますが、
プレカットの中でも、いろいろな方法があり、
プレカット加工と同時に、仕口・継ぎ手に金属の金物を仕込んでおき、
さらに高い強度を持たせた方法(金物工法・ハイブリッド工法)を採用している工務店・ホームメーカーさんも
たくさんあられたのも、この会社見学より改めて知りました。
ちょっと堅くなってしまいましたが、
なんといっても材料の加工のスピートが、本当に早くて正確!
想像以上、笑けて来ちゃいましたから(^^)早すぎて。
しかも、あんなにひろ~い工場なのに、働いている人間の数が少ない!
見渡した感じですが、20人いるかいないかくらいだったと思います。
すばらしい機械化・コンピューター制御のなせる業ですね。
今回、お忙しい中、この工場を紹介してくださった、現地まで一緒に来て下さった
パートナー会社の京都コンストラクション協同組合の古川 祐介様、
また、工場を案内して下さったマツシマ林工株式会社 京都園部工場 営業主任 福井 哲也様
本当にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
この見学で得た知識・感動を大切に、毎日の仕事に生かして行こうと思います。